2015/02/15

子供扱いは厳禁。

안녕하세요.^^
先日、学位授与式があったのですが嬉しい知らせがありました。
大学院の同期の韓国人のオンニが、大学付属韓国語後学院の教員の面接に無事受かったようです。そして学番は一つ下ですが、日本人のオンニも同じ面接を受け無事に受かったという知らせが届きました。^^

韓国語教員の採用試験でもやはり「面接」だけではなく「模擬授業」を実演します。この「模擬授業」がはやり重点となってくるので教案を作り練習をします。大学院のとある授業で「教案を元にしっかりと授業を行なう為には最低でも20回は練習しなければならない」という事をいつも言われていました。私もそれを身を以て体験しているので、本当に怠けては行けない部分だと感じています。何事もしっかりと準備する事が大切ですね。^^




さてさて、話はかわりますが、
今日は題名の通り「子供扱いは厳禁」という内容で簡単にですが書いていきたいと思います。「教育」と一言で言うとパッと浮かぶ「学習者」はどの年齢層でしょうか?幼児教育や小・中・高の教育などが思い浮かぶかなと思います。しかし今日は「言語教育」中心にお話をして行きますね。^^

「英語教育」は近年、幼児期から始めるかたもいらっしゃるようで、
「未成年の学習者」も多くいらっしゃいますよね。


しかし!!!
「韓国語教育」となると断然、「未成年の学習者」より「成人学習者」が多いと思います。もちろん未成年の学習者もいますが、「韓流」という波が押し寄せ「成人学習者」の数がグンと増えました。


その事を踏まえてお話をしますね。^^



言語というのは話者がどのような発音・抑揚・流暢さで、
どのくらいの語彙・文法を使用しているのかで「第一印象」が決まると言っても
過言ではありません。
その為、英語であっても韓国語であっても多くの方々が「発音・抑揚・アクセント」など
習得しようと努力をされるのだと思います。



私は外国語として韓国語を教える立場なのですが、
この部分で少し考えさせられる講義の内容がありました。
(大学院の授業でこのような講義内容がありました。)

「学習者の言葉はたどたどしい片言であっても成人した人である事」
「たどたどしい会話であっても、思考力は成人した人である事」
「子供をあやす様に、子供扱いは決して禁物」
という内容でした。

この話を聞き、私は自ら片言の言語を話している外国の方と接するときに「子供」に対応するような姿勢になってしまってはいないかと振り返った事がありました。なぜならそれは「外国語として言語を教える教育者」として気をつけなければならない点だったからです。



先ほどお伝えした様にこの「言葉の第一印象」は「発音・抑揚・流暢さ」などで
決まると一定も過言ではありません。
ですので無視が出来ない重要な「ポイント」でもあります。

学習者のレベルにあわせ、会話の速度や語彙・文法などをあわせていくのですが、
その段階で「子供扱い」になる事があるのです。
「たどたどしい片言」によって「思考力」までも「子供扱い」を受け
成人した立派な学習者に対し、子供へするような質問を投げかけてしまう教育者や
学習段階で「ミス」があったときに「小学生を叱る」ように叱ってしまう教育者も
存在するという話を聞きました。


また韓国語の練習をする為に様々な問題を解いたり、
質問に答えたり、例文を読んだり、文章を書いたりしますが、
その一つ一つの内容や対応さえも「子供扱い」に気をつけなければないのです。


ただこれは言語教育の現場だけではなく、普段皆さんの周りでも起こりうる話です。

皆さんの周りに、もしくはテレビなどで外国の方が「日本語」を話す場面を一度は見た事があると思います。その時に片言の日本語で話している姿を見て「可愛い」と感じることがあるのではないでしょうか。そして何故か分からないうちに「子供」扱いをしてしまっている場合があるかもしれません。
「子供のように対応する」というのは相手にとても失礼な行動だと言えるでしょう。


実を言うと私もこの「子供扱い」を受けた事があるからです。
韓国語の先生ではなかったものの、教育行政業務をしている先生にこの「子供」に対応するような態度をとられたときには、あまり気分の良い物ではありませんでした。もっと正直に話すと「失礼だな」とまで感じました。


「話す」時の発音や流暢さ、抑揚や語彙や文法などは思っている以上に「第一印象」に影響を与えます。それは母国語だけでなく「外国語」でも同じなのです。なので聞き手が「たどたどしさ」をキャッチすると「子供への接し方」と似たような姿勢になる場面があるようです。
ただ話す「言葉」が片言なだけであり、その学習者自身は「成人」した人間なのです。


成人学習者が対象の場合、気をつけなければならない点についてのお話でした。^^



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