2015/02/05

私と韓国語教育。

「韓国語教師になる理由はなんですか?」
「韓国語ではければならない理由は?」

この質問は、私がこの「韓国語教育」という方面に進むと決め第一歩を踏み出した時に、
1度は教授に、もう1度は先輩に尋ねられた事なのです。
答えが出ていても、今でもこの質問を自分に投げかけています。
でなければ揺らいでしまうかもしれないと自分で感じているからです。

私は韓国語教育に進みながらも「日韓の仲を取り持つ」などそんな大きな志は、申し訳ないですが持ちあわせていません。ただ、私にとって韓国語は「私らしく生きる道」だったため、また韓国語に魅了されたため、そして韓国語で「意思疎通」の素晴らしさを知ったためこの道に進みました。






私が「韓国語教育」という分野に進むにあたり、また進みながら
一番大きな壁が「ネイティブ」ではないという点でした。

様々な採用情報を見ていても「日本人の英語の先生」の需要はあっても「日本人の韓国語の先生」というのはあまりなく、「狭き門」だという事をひしひしと感じました。

多くの外国語学習者がネイティブの韓国語の先生を望んでいる事が多い事は
韓国語に限った事ではありません。ネイティブの発音や表現を学びたいと誰もが思っている事でしょう。



しかしある事がきっかけで少し考えが変わりました。

以前、言語交換として日本語を教える機会があったのですが「日本語を教育する」という知識もノウハウも無かった私。
どのように授業を進めていいのやら、何から教えれば良いのやら、レベルチェックをどのようにすればいいのやら・・・・・・途方に暮れた事がありました。
期待に答えら得ない申し訳なさとは本当にやるせない気持ちになるものですね。

実は私の妹は「日本語の教師」をしています。
妹は専門機関で教育を受け教師となりました。
妹を見ていると、やはり日本語教育に必要な知識はもちろんですし、学生達とのコミュニケーションの取り方などプロだなと感じさせられる事があります。
ですので私は日本語ネイティブであっても「日本語を教えられる」わけではないと実感しました。

すなわち「日本語ネイティブ」である私、ネイティブだからと言って「日本語」を教えられるわけではないんです。同じく「韓国語ネイティブ」=「韓国語を教える能力」があるとは限らないという点です。

もちろん資格などなくとも、素晴らしい先生方はいらっしゃる事でしょう。
その方々を避難するつもりなどございません。
ただ私がこの道を選んだ際、一番壁になった「ネイティブの壁」をいかにプラスに変えるかという部分で「考え」の転換が一番大きかった様に思います。




韓国語ネイティブではない分、努力は何倍も必要になりますが、
日本人学習者の立場に立った時に、「言語の差」や「文化の差」、「表現の差」をしっかり把握し障壁を最低限に抑え教える事が出来るのはやはり強みになると思いました。
ですので今でも諦めず進んでいます。

もちろん「韓国語教育」という分野は私にとって、とても魅力的な物なのですが、
実はその他にも「韓国語と日本語の比較」など、教育ではなく「言語」として研究をすすめるにも魅力的なのです。

結局一言で・・・「韓国語に魅了された」と言う事なのかもしれません。




もしこれから「韓国語教育者」として挑戦されようとしている方がいらっしゃるなら
必ず一度は通る事になる道だと思います。

「なぜ韓国語の教師になるのですか?」
「韓国語でなければならないのですか?」


今は何の事だと思われるかもしれませんが、
恐らく一度は何処かで自問自答する時が来るかもしれません。
その時はぜひじっくり自分と向き合って方向を定めて下さい。
見て見ぬ振りをしてしまうと、その後が辛くなりますから・・・・。


韓国語を学習されている皆さんが韓国語で会話する楽しさを感じて頂ければと思います。^^





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