2015/06/16

韓国語教師の資格。

안녕하세요?^^
韓国語教育についての記事が少し続くですが、
学習されている韓国語の「教育」についても知っていくと楽しいかもしれません。^^

今日「は韓国語教師の資格」という題名です。

韓国語教育は日本語教育と同様、「教師資格」というものが存在します。
また各機関で「韓国語教育」について受講や資格の取得ができるのですが、
受講のみで教師資格がとれない物もあるので要注意が必要です。
①4大学の「韓国言語文化学科・韓国語学科」
②大学院(修士・博士)で「韓国語教育学科・外国語としての韓国語教育学科」
③韓国語教育の養成過程・生涯教育
④韓国放送通信大学

韓国人がこの教師資格を取るには必要ないですが、
外国人がこの教師資格を取るときには「韓国語能力試験(TOPIK)」の6級が必要になります。
例えば大学や大学院を卒業した後に韓国語教師の資格を申請するのですが、
その際にこのTOPIK6級の資格が必要になります。



では「教えるための資格」ではなく、教師としての素質や資質についてはどうでしょうか。
一般的にこのように言われているというないようです。^^


1)標準語を使い、正確な発音をする。
はきはき・ゆっくり発音をすることが基本となります。
ただレベルにあわせて話す速度を考慮する必要があります。

2)正確な知識と教授者としての資質を備える。
文法・歴史・文化・政治・経済など謝った知識ではなく正確な知識が必要です。

3)教育者の技術と指導能力
実質的にはこの部分を「韓国語教育」の分野で学びます。

4)言語教育者としての品性を備える。【忍耐心・国際的な礼儀・正しい思考など】
言葉遣いや行動(말투/몸짓/손짓)など国籍が様々なので気をつける事が必要ですし、
学習者の国の禁忌や礼儀をしておく必要があります。

5)1つ以上の外国語学習、習得した経験がある事が望ましい。【対照言語学】
教師自身が外国語の学習・習得経験があると、やはり言語学習に対する理解が深まります。

6)文化的・国際的・世界的な感覚を備える。
愛国心と国粋主義は異なるため、この部分の違いをしっかり認識することが必要です。
※「国粋主義」は自国の国民性や伝統・文化だけが優れており特別だと考え、他国の国民性や伝統・文化を排斥するというものなのです。なのでこの考え方をしている方が言語教師になるという事は学習者の国の国民性・伝統・文化を見下すという態度になってしまうため危険なのです。

7)学習目標を明確にし、学習者へ対し自信をもち優しく(柔らかく)接する。
言葉遣いを優しくするのではなく表情を柔らかくし緊張をほぐし、褒める事と配慮が大切です。
明確に教える事が最も望ましいのですが、複雑に教えると返って混乱を招くためシンプルに教える事が望ましいです。

8)ありふれた教育方法から抜け出すための努力・板書をするときには正確に書く。
教育方法がパターン化してしまうと興味を失う事があるため、様々な教育方法を考案しておきましょう。また板書をするとき、正確な書き順で文字を正しく書く事。

このように「ㅃ」を書くときにに、つなげて書くのではなく、一つずつ書くのが正しいもじなのです。
癖でよく書いてしまうのですが、こういった些細な事も









9)絶え間ない研究を通し、教案を作成し準備する。
完成した教案よりも、準備段階(計画段階)が重要です。
学習目的・目標、内容、教育方法、教具など授業の流れを詳しく書きます。
「教案を書かなくなってしまうと、書けなくなる」ことがありますので要注意が必要です。

10)予想外の出来事にも柔軟に対応する。
どんなにしっかり教案を作っていても、授業中に予想外の出来事が起こります。
その時は無理に教案通りに使用とせず、柔軟に対応しましょう。

11)偏見なく平等な機会を提供し、間違えを修正する時は適切に行う。
教室での複数レッスンとなると平等にという点で難しさを感じるかと思います。
問題を解いたり、質問をしたりなど会話のパスなどを、学習者へ平等に機会を提供する必要があります。
また「間違えを修正」(間違いを直す)する場合、その状況により修正するタイミングを考慮しなければなりません。

12)最もすばらしい教材は教師だ。
どんな教材も教師の指導力にかかっていると言っても過言ではありません。

【A】よりも 【B】のスタイルが望ましいのです。
それぞれの学習が調和をなしている学習スタイル望ましいです。

【A】                                                     【B】













その他にも野間秀樹教授が言及している、韓国語教師の基本条件は以下の通りです。
* 人性:教師間のチームワークを円滑に遂行する。
* 学問的業績&能力
* 教育的能力
* 実務的能力:相談、学生管理など


教育方法について、D.Nunan(1991)によると「すべての人に通用する方法は決して存在した事がなく、
おそらくこれから先も存在しないだろう」と言及しています。
それほど「教育方法」を考えるという事は思っている以上に複雑で大変な作業なのです。
その教育方法や学習内容を記すものが教案です。^^

また教案は教師にとっては企業秘密でもあるので、
そうそう簡単に見せたりはしない・・・のです。
(全員が全員ではありませんが、少なくとも私の周りではそうなのです。)


「韓国語教育の資格」についてでした。




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