2015/02/09

文字から始める。

韓国語を学習される方々といつも初めにカウンセリングをし、
韓国語を学び始めたきっかけや、どうして学びたいのかなどを伺います。
生徒さん方々は「韓流」がきっかけになった方もいらっしゃれば、
韓国に知人がいらっしゃる方や、韓国語や韓国文化に興味があり
始められた方もいらっしゃいます。


カウンセリングを通し、どのような学習方法が良いのかをお伺いするのですが
その時にたまに伺うのが
「ハングルには興味が無い。」
「ハングルを習わずに韓国語で会話を出来る様にしてください」というものです。


最近は「リスニング」で韓国語を覚えるものや、
ドラマなど見ながら聞き流して学習する方法もあるのですが、
私の個人的な意見としては、やはり文字(ハングル)はしっかり習得する事を
お勧めいたします。
文字を学ばず会話だけを音で学んで行く事は限界があると個人的に感じています。


韓国語は実際に書いた文字と発音するときの音が異なる事があるため
文字を知らないと説明が難しい部分もありますし、
日本人の耳には「同じ音・似ている音」として認識してしまう音があるため
文字を見てしっかり違う音だと区別する必要があります。

また会話練習の一環として、文章を読む練習をするのですが、
文字を知らなければ文章を読む事ができませんし、
音だけ聞き文字と一致しなければ意思疎通に少々問題が出てくる事があるでしょう。

そして・・・韓国旅行の際、少し都市を離れると日本語など無い事が多々ありますので
標識や標示をみる必要が出てきます。


もちろん会話だけを学習されている方を避難している訳ではありません。
実際に耳がよく音だけ聞いて言葉を覚える方もいらっしゃるからです。


ただ、「しっかりと韓国語を学びたい」や「自分の想いを書いたり言ったりしたい」と
いう方にはやはり文字からしっかり学んでいただいた方が
のちのち役に立ちますし、力になります。

恐らく私がそうだった様に、
韓国語の第一関門は「記号のような文字」をまず習得するところから始まると思います。
「記号にしか見えない」文字もかならず「文字」として読める様になりますので
諦めずに頑張っていただければと思います。^^








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